神話のふるさと宮崎
神話と伝説

火山がつくる大地をめぐる

火山の恩恵を五感で体感白鳥伝説が残る神の山に旅の幸を祈って
ヤマトタケルノミコト伝説が残るえびの市。この一帯は、火山がつくり上げた大地です。えびの高原や小林市では、登山や火口湖をめぐるトレッキングや奇岩がつくる景観で、霧島の大自然を満喫できます。温泉、蒸し風呂も、厳しくも豊かな活火山の恵みです。農家民泊が盛んな北霧島での、農家体験やふれあいもお楽しみに。
ストーリー
ヤマトタケルノミコトは熊襲(くまそ)征伐の際、この付近を訪れたといわれています。10世紀後半、性空上人が霧島の六観音御池のほとりで法華経を読誦していると、老翁が現れ「余はヤマトタケルノミコトなり。白鳥となってこの山に棲むこと久し。いま汝の読経に感応して身を現すなり」と告げ、「ここに神社を創建せよ」との宣託を与えると、白鳥と化して飛び立ちました。上人は六観音像を祀りました。これが白鳥神社の始まりといわれています。
宮崎市からスタート地点まで
■車で
国道10号、327号、446号のルー
トで約2時間。
えびの高原 車で約20分 白鳥神社 車で約5分 白鳥温泉上湯・下湯 小林市中心部まで車で約30分 北きりしま田舎物語・農家民泊 小林市中心部から車で約15分 陰陽石・三之宮峡
四季折々に見せる彩は格別な美しさ
えびの高原
えびの高原は、美しい大自然の宝庫です。韓国(からくに)岳の裾野には、一面にススキ野原があり、硫黄でえび色になることから名が付いたといわれています。韓国岳、高千穂峰、甑岳登山や火口湖を間近に眺める池めぐりは、秋の紅葉、冬の霧氷と、季節ごとの魅力があります。ノカイドウやミヤマキリシマ、キリシマミズキなど、過酷な火山地帯の中で生き続ける可憐な花々も楽しみです。
住所 えびの市末永
TEL 0984-35-1111(えびの市観光商工課)、0984-33-3002(えびのエコミュージアムセンター)
フォト&ワンポイント
キリシマアカマツの間から、時に鹿が顔をのぞかせます。火山地帯の過酷な環境で生きる生物や植物に出合えます。
韓国岳頂上から見た新燃岳。2011年1月に噴火しましたが、現在は登ることができます。生きている地球を体感してください。
えびのエコミュージアムセンターでは、霧島の自然を映像や模型、標本などで分かりやすく紹介しています。登山・池めぐりの出発点です。
白鳥伝説が残る古の神社
白鳥神社
古来から神山と崇められた白鳥山中腹にひっそりと建つ神社です。白鳥となったというヤマトタケルノミコトを主祭神としています。この辺りでは後々まで、白鳥の殺生が禁じられていたそうです。軍神としても崇められ、島津氏が武運を祈り、社殿の新築などを行っていました。東大寺大仏殿を支える虹梁には、白鳥神社のアカマツが使われています。
住所 えびの市末永1479  TEL 0984-33-5311
フォト&ワンポイント
白鳥温泉上湯から下る細い道の途中にあります。ヤマトタケルノミコトの化身は、ここから飛び立ったのでしょうか。
立派な杉の木が幾本も伸びる境内。家族杉や夫婦杉と呼ばれる御神木があり、大切にされています。
江戸時代に建造された本殿には多くの彫刻が施され、雲龍巻柱や唐獅子牡丹は、かの有名な彫刻家・左甚五郎作と伝わっています。
絶景と“地獄”を偉人たちも堪能
白鳥温泉上湯・下湯
上湯の露天風呂からえびのの盆地を見下ろしていると、疲れが吹き飛ぶよう。その昔、西郷隆盛や与謝野鉄寛・晶子夫妻が立ち寄った白鳥温泉。下湯の庭園露天風呂は四季折々の風情を見せ、また両湯とも珍しい天然の蒸気による蒸し風呂が楽しめます。上湯の奥に通じる山道を上ると、真っ白な蒸気に包まれる“地獄”の風景も。天然蒸気で作る蒸し玉子など、自然の恵みが満喫できる温泉です。
住所 えびの市末永 TEL 上湯0984-33-1104、下湯0984-33-3611 時間 7:00〜20:00(受付終了)
休日 上湯は第1火曜、下湯は第3火曜 料金 中学生以上300円、小学生200円
フォト&ワンポイント
上湯は高台の景色、下湯は森に囲まれ四季の風情が楽しめます。レストランや湯治の宿泊施設もあります。
上湯の、100℃以上の蒸気で作る「蒸し玉子」。約5、6分で出来上がります。ほんのりと硫黄の風味が広がり絶品です。
上湯の施設から山道を3分ほど上ると、風景が一変。冬は真っ白な蒸気がもくもくと立ち上り、まさに“地獄”となります。
また帰ってきたくなる心のふるさと
北きりしま田舎物語・農家民泊
小林市・えびの市・高原町の農家に宿泊できる農家民泊。野菜収穫や牛の世話などの農畜産体験、畑のとれたて食材を使った料理作り、竹を回しながら作るバウムクーヘン作りなど、楽しみな体験がいろいろ。現在、36軒が登録され、地域や、やってみたいことから選ぶことができます。体験の時間などは相談に応じています。新しいふるさとをつくってみませんか?
TEL 0984-22-3020(推進協議会)  料金 料金はお問い合わせを
フォト&ワンポイント
畜産農家の「むらうちさんち」(高原町)で、牛のえさやりに挑戦! おいしそうに食べる様子を見ていると、こちらも幸せ〜な気持ちに。
大自然に囲まれて、空気がおいしい。霧島山麓ならではの眺めと、四季折々の風景に癒されます。
薪でご飯を炊く、釜炊き体験もできます。つやつやの白ご飯と、すぐ目の前の畑で収穫したばかりの野菜がごちそうです!
霧島の自然がつくり上げた見事な景観
陰陽石・三之宮峡
小林市北西には、霧島ならではの自然がつくり出した珍しい景観が見られる「陰陽石」「三之宮峡」があります。夫婦岩と呼ばれる二つの奇石「陰陽石」は、溶岩がつくった自然の妙技として、生産の神、子宝の神として信仰されています。「三之宮峡」は、手掘りされた大小11のトンネルが連なる約1qの遊歩道で、屏風岩や「残したい日本の音風景百選」に選ばれた櫓の轟、水の浸食による千畳岩などが見どころです。
住所 小林市東方  TEL 0984-22-8684(小林市観光協会)
フォト&ワンポイント
男石(陽石)は高さ17.5m、女石(陰石)は周囲5.5m、男女一対であるのは珍しいとか。県の観光遺産にも選ばれています。
高さ32m、幅60mの「屏風岩」は、火山灰が固まってできた凝結凝灰岩が風化などにより削られてつくられた景観です。
三之宮峡から見上げる「橋満(はしみつ)橋」は1943(昭和18)年に地元の人により造られました。竹筋コンクリートの珍しい橋です。
おすすめ立ち寄りスポット
遊
真幸(まさき)駅
JR肥薩線の駅で、スイッチバック走行が見られる。ホームでは“真の幸せ”が得られるという「幸せの鐘」を鳴らす。近くには「京町温泉」や湯治の里「吉田温泉郷」がある。
住所 えびの市内堅
TEL 0984-35-3838(えびの市観光協会)
食買
道の駅「えびの」
米どころえびののヒノヒカリや新鮮野菜、清らかな水が育てる宮崎牛などが揃う。きんかんソフトクリームも人気。霧島連山が眺望できるバイキングレストランもある。
住所 えびの市永山1006-1
TEL 0984-35-3338
時間 市場9:00〜18:00、レストラン11:00〜LO14:00
休日 第3火曜日(祝日の場合は翌日)
遊
生駒高原
市内を一望し、霧島連山を背景に、美しい花々が一年中咲き誇る「生駒高原」。春は菜の花、アイスランドポピー、秋は100万本のコスモスが彩り、イベントも行われる。
住所 小林市南西方8565
TEL 0984-27-1919
時間 9:00〜17:00(5月・10月は8:00から)
休日 なし
料金 高校生以上520円、中学生300円、小学生以下無料
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