神話のふるさと宮崎
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神武東征Aお舟出ルート

宮崎の宮を発ち、日向の美々津へ急な出立の伝説は今も受け継がれる
神武天皇の生誕地といわれる高原町から、青壮年期を過ごした宮崎市までをたどった@に続き、Aでは、お舟出までのルートをめぐります。特に美々津は、古くからの町並みが残り、ゆっくり歩いてほしい場所。地名や祭りにも、お舟出の地としての名残があり、今も暮らしに残る伝統を体感できます。
ストーリー
神武天皇は、日向市美々津に向かう途中、新富町の湯ノ宮で湯浴みをしたとされています。そこで突き立てた杖が梅の木となり、「湯之宮座論梅」が生まれました。都農町の「都農神社」で祈願し、美々津に到着した一行。風向きをよんだところ、旧暦8月1日の明け方、突然お舟出をすることになりました。急な出立となったため、人々は「おきよ、おきよ」と起こして回り、あんと米粉の団子を一緒につき混ぜました。神武天皇は兵を率い、東を目指したのです。
宮崎市からスタート地点まで
■車で
国道10号を北上し、新富町内三納
代交差点より県道309号へ。約40分。
湯之宮神社 車で約30分 都農神社 車で約15分 立磐神社 # 美々津
神武天皇が湯を浴み 梅を芽吹かせた地
湯之宮神社
「湯ノ宮」との地名が付けられたいわれは、神武天皇が美々津に向かう際、湯浴みをした地と伝わることからです。社殿から下っていくと、沐浴をした湯槽の跡があり、かつては湯を湧出していたといわれています。休憩の後、突き立てた杖が芽吹き、梅の木となったとされ、古くからの梅の名所「湯之宮座論梅」が生まれました。たった一株、樹齢600年になる梅の木から、現在の美しい梅園となりました。
住所 児湯郡新富町新田18633-2  TEL 0983-35-1601
フォト&ワンポイント
この槽で神武天皇が湯浴みをしたと伝わります。社殿の下方にあるので、階段を下りて見てみてください。「神武天皇御湯場之跡」の碑があります。
樹齢数百年であろう木々が鎮守の森をつくり、湯場跡と神社を守っているようです。座論梅の梅林は神社の北側に広がっています。2月には約80本の梅が咲き誇り、多くの花見客でにぎわいます。
神を救ったネズミの彫刻が本殿に
都農神社
日向国第一の大社であった「都農神社」は、神武天皇が宮崎の宮を出立し、東遷の折に立ち寄り、海上平穏や武運長久を祈ったといわれています。因幡の白うさぎの神話で有名なオオクニヌシノミコトを祀り、病気平癒、縁結びなどのご利益があるそうです。社殿のネズミの彫刻や、撫でると良いとされる神象や撫でウサギ、撫で大国など、見どころが数多くあります。
住所 児湯郡都農町川北13294  TEL 0983-25-3256
フォト&ワンポイント
オオクニヌシノミコトが修行中に火攻めに遭いますが、地面から出てきたネズミが救ったと伝えられています。本殿左右の彫刻を目を懲らして探してみてください。
境内には、一の宮公園や西神池など、美しい池があります。初夏はハスの花が彩ります。本殿奥には、百椿園があり、冬はさまざまな種類の椿が花開きます。
境内に伸びる夫婦楠の双幹から生まれたのが、象の形をした「神象」です。撫でると、縁結び、子宝のご利益があるといわれ、腰の部分にハートマークが浮き出ています。
神武天皇の伝説が残る
立磐神社
神武天皇は45歳の時、東を目指して美々津の港からお舟出をしたといいます。神社には神武天皇らを祀り、訪れた際に腰掛けたとされる岩が境内に残っています。周辺には、急ぎの出立のため、立ったまま衣服を縫ったという「立縫」という地名もあります。潮や風の影響で旧暦8月1日の夜明けに出航することになり、家々を「おきよ、おきよ」と起こして回ったことから今も「おきよ祭り」が行われています。
住所 日向市美々津町3419
フォト&ワンポイント
拝殿前のご神木の幹の根元をのぞくと、洞の中に小さな赤い鳥居が。大切に祀られていました。
旧暦8月1日の明け方、子どもたちが家々の扉を「おきよ、おきよ」と笹でたたいて回ります。世が明けるころ、笹は海に流します。今も続く伝統の祭りです。
「美々津千軒」と呼ばれた港町
美々津
江戸時代、美々津は高鍋藩の商業港として上方との交流の拠点となりました。白壁や土蔵が並び、今も人々の生活が息づいています。廻船問屋や旧商家が資料館や休憩所として開放されているほか、カフェや雑貨店など、ゆっくり散策したいスポットです。「美々津まちなみセンター」では、お舟出の際に、あんと団子を一緒について作ったという「つきいれだんご」を買うことができます。
住所 日向市美々津町  TEL 0982-55-0235(日向市観光協会)
フォト&ワンポイント
家々の郵便受けには、神武天皇がお舟出した船「おきよ丸」のレリーフが。東遷の地・美々津は、海軍発祥の地ともされています。
石畳の狭い路地に迷い込むのも楽しい。木造建築が多く、火災も多かったため、あちこちに井戸が掘られていました。
白壁や格子戸、石蔵などが美しい町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。和風の美容室や洋館の郵便局など、大切に使われています。
おすすめ立ち寄りスポット
観
高鍋大師
日向灘を見下ろす巨大な石像群。古代人の霊を慰めるため、故・岩岡保吉氏が刻んだ石像は750体余り。像に刻まれた文字や数十の顔など、祈りの深さに圧倒される。
住所 児湯郡高鍋町持田
TEL 0983-22-2588(高鍋観光協会)
食
都農町ご当地グルメ
「都農ふぐ丼」
都農町沖で揚がる金フグと呼ばれるシロサバフグの身を、丼で堪能できる。地元の名物やっきり(たたき)をアレンジし、3種類のたれでいただく。現在4店舗で提供中。
食買う
道の駅「つの」
国道10号に面した便利な立地に、2013年7月にオープン。都農町名産のトマトやブドウ、ワインなどが並ぶほか、季節限定のウニ丼やみかんのソフトクリームをどうぞ。
住所 児湯郡都農町川北5129
TEL 0983-25-5055
時間 物産館4〜9月8:30〜18:00(10〜3月は17:30まで)、フードコートは10:30〜
休日 なし
観
クルスの海
美々津から車で約20分の日向岬にある「クルスの海」は、巨大な岩礁が十字に切り裂かれたように見える。「叶」の文字にも見え、思いを込めて願うと叶うという伝説が。
住所 日向市日向岬
TEL 0982-55-0235(日向市観光協会)
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