神話のふるさと宮崎
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海幸・山幸兄弟の物語

海の美しさ、山の優しさを心に留め絶景を記憶に刻むドライブへ
海幸・山幸兄弟の物語を追いながら、3つの神社をめぐります。日向灘・鬼の洗濯板を臨む日南海岸を出発し、飫肥杉美林の広がる日南市北郷町まで、海と山の絶景が楽しめるドライブコースです。
ストーリー
山幸彦(ホオリノミコト)は、兄・海幸彦(ホデリノミコト)の釣り針を海に落としてしまいます。海底のワタツミノミヤへと探しに出る弟・山幸彦は、ワタツミノミヤでトヨタマヒメと出会い、約3年を過ごします。鯛ののどに引っかかっていた釣り針を手に、地上に戻ることになった山幸に、ヒメの父である海神は、塩満珠(しおみつたま)と塩涸珠(しおひるたま)を渡します。潮の満ち干きを手中に治めた山幸彦に、兄は仕えるようになりました。
山幸彦の子を身ごもったトヨタマヒメは、「出産の時の姿を見ないでください」と言い、「鵜戸神宮」付近で皇子ウガヤフキアエズノミコトを産みますが、本来の姿(サメと言われています)を見られてしまいます。自分の乳を岩に移し、ワタツミノミヤへ戻っていくヒメ。妹タマヨリヒメを乳母として地上に仕わせ、後に2人が結婚し、初代神武天皇が誕生するのです。
宮崎市中心部からスタート地点まで
■車で
国道220号を日南方面へ約25分。
■バスで
宮崎駅よりJR日南線で約30分、
青島駅下車。徒歩10分。
青島神社 車で約15分 野島神社 車で約30分 鵜戸(うど)神宮 車で約30分 潮嶽(うしおだけ)神社
海と鬼の洗濯板に守られ霊域
青島神社
奇岩・鬼の洗濯板が取り囲む青島神社は、山幸彦、トヨタマヒメ、そして山幸彦にワタツミノミヤ行きを進言したシオヅツノオオカミを主祭人とし、縁結びの神社として人気です。江戸時代まで全島が禁足地であり、霊域として崇められていました。海が荒れても静かだという島内には手つかずの自然が残り、亜熱帯植物群の中に朱塗りの神殿が建つ、美しい神社です。
住所 宮崎市青島2-13-1  TEL 0985-65-1262  時間 日の出前から日没まで
フォト&ワンポイント
朱塗りの鳥居の間に海を切り取ることができる、全国でも珍しい神社です。星の数で観光地を格付けするミシュラン・グリーン・ガイド・ジャポンで二つ星を獲得しました。
島全体に亜熱帯植物が生い茂ります。周囲1.5kmの島を歩くと、ビロウの林や鬼の洗濯板、奇岩群など印象深い風景に出合えます。
元宮の奥では、今後を占う「天の平瓮(ひらか)投げ」ができます。祭祀に使う土器か、貝殻を岩に向かって投げ、割れれば開運、岩の境に入れば願いが叶うとされています。
海山の神を祀り伝統の神楽が舞われる
野島神社
境内には、幹から気根を伸ばすアコウの木の雄々しい姿が。内海のアコウとして、国の天然記念物に指定されています。野島神社は、海の神シオヅツノオオカミ、天孫降臨の神々を先導したサルタヒコノミコト、漁業、子授けの神とされる住吉三神を祀っています。野島神社はかつて白髭大明神と呼ばれ、浦島太郎が現れたという伝説も残ります。毎年11月23日に、500年の伝統を誇る野島神楽が奉納されます。
住所 宮崎市内海野島  TEL 0985-67-1234
フォト&ワンポイント
宮崎市と日南市との境あたり、国道220号沿いに鎮座する神社です。境内には、アコウやオオタニワタリなど南国の樹木や植物が生い茂ります。
野島神社の神楽面は、明国(現在の中国)より入手された渡来面と伝わっています。神楽では周囲に大漁旗が張り巡らされ、衣装の帯も大漁旗が使われます。
野島神社には4個体のアコウが自生し、「内海のアコウ」として国の天然記念物に指定されています。大きいものは枝張り40×20mも。樹齢約300年ですが、エネルギーに満ちた姿を見せてくれます。
朱塗りの社と海の青の極彩色
鵜戸(うど)神宮
断崖絶壁に建ち、社と海のコントラストが鮮やか。本殿は洞窟の中にあり胎内にいるような神秘的な雰囲気をたたえています。山幸彦と結ばれたトヨタマヒメが出産をした宮とされ、今も安産祈願の参拝者が絶えない神社です。ヒメを乗せてきた亀が石となったと伝わる亀石に「運玉」を投げ入れることができれば、願いがかなうといわれています。
住所 日南市大字宮浦3232  TEL 0987-29-1001
時間 4月〜9月 6:00〜19:00/10月〜3月 7:00〜18:00
フォト&ワンポイント
洞窟の中に、守られるように建つ拝殿。自然の偉大さと信仰の篤さに時を忘れてしまうほど。奥の岩肌を打つ滴の音も、神秘的に聴こえます。
ヒメを連れてきた亀が石になったと伝えられる「亀石」。運玉は、男性は左手、女性は右手で投げるそうです。ぜひチャレンジを。
洞窟内にはヒメが皇子のために岩に乳を貼りつけたとされる「お乳岩」があります。伝う滴から作られた「お乳あめ」をなめると、母乳の出がよくなると信仰されています。
兄・海幸彦を祀る全国唯一の神社
潮嶽(うしおだけ)神社
海幸彦を主祭人に、山幸彦ともう一人の兄弟を含める3人を祀っています。釣り針をなくした山幸彦に怒り、探しに行かせた海幸彦。戻った山幸彦に、初めは反撃しますが、後に仕えるようになったといわれます。祭神多しといえども、海幸彦を祀るのは、全国で潮嶽神社のみだそうです。山の民は今も海幸彦を敬い、神楽の際は、海の幸・山の幸の両方が奉納されます。
住所 日南市北郷町北河内8901-1  TEL 0987-55-3252
フォト&ワンポイント
日南市北郷町の山間にひっそりと建つ神社です。海幸・山幸の物語は土地に根付き、この地域では今も縫い針の貸し借りをしないといわれています。
周囲は全国一を誇る飫肥杉の産地です。濃い緑が目に染み入り、心が穏やかになってきます。
手水舎の水は、井戸水を使っています。夏は冷たさで、身が引き締まるようです。
おすすめ立ち寄りスポット
遊
青島亜熱帯植物園
県木のフェニックスやビロウ、紫の花を付けるジャカランダなど、亜熱帯植物の中を散策。熱帯植物観賞大温室では、ヤシ類や果樹、ランの花などを観賞できる。
住所 宮崎市青島2-12-1
TEL 0985-65-1042
時間 8:30〜17:00(大温室は9:00〜)
休日 なし
料金 大温室入館料・大人200円、高校生以下無料
遊
Matauマリンサービス
宮崎県日南海岸国定公園を観光船で海を巡るクルージングサービス。日本三大運河の堀川運河を発着として、鵜戸神宮、七ッ八重、幸島・都井岬等を周ります。希望の内容でオリジナルのクルージングプランを組むことも可能です。
住所 日南市油津2-10 旧油津漁連 堀川運河港大橋下沿い
TEL 090-6421-4410
食
飫肥城下町
「食べあるき・町あるき」
飫肥めぐりにオススメ。36店舗から好きな食べ物やお土産に交換できるチケット5枚が付き、食べたり学んだりしながら、飫肥城下をすみずみまで満喫できる。
TEL 0987-25-4533(飫肥城下町保存会)、0987-25-4411(マップ販売所)
料金 食べあるき・町あるきのみ600円、全入館料込・大人1,100円、高大学生1,000円、小中学生900円
観
猪八重渓谷
森林セラピー基地として、ウォーキングが楽しめる。森林浴をしながら、五重滝までは1時間程度のコース。入り口には足湯があるので、疲れをとろう。
住所 日南市北郷町猪八重
TEL 0987-55-2700
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